幸色のワンルーム4巻のネタバレと感想

アニメ・漫画

こんにちは、自由にいきたいライター凛(りん)です。

幸色のワンルーム4巻が発売されましたね!
今日は4巻の内容(ネタバレ含みます)と読んだ感想をまとめたいと思います。

そして驚いたのが、幸色のワンルーム実写ドラマ化!
ビックリしましたー!
誰がキャストに選ばれるんでしょうか?
なるべく原作の雰囲気とか壊さないように作っていただきたいですね。

【内容】
4巻は、お兄さんの回想から始まります。
お兄さんと幸との出会い、お兄さんが幸を知ったきっかけですね。

一番最初のきっかけは「街でぶつかった」という、本当に小さなことでした。

そしてそのあと、また別の日に公園で同級生からいじめられている幸を見つけたお兄さん。
そこから幸が気になるようになっていき、写真を撮ることも、カメラを買ってしまうほどに、気づけばどんどんエスカレートしていきます。

そしてある日、お兄さんがいつものように幸の後をつけていくと、玄関に鍵がかかっていて、親から閉め出された幸を見ます。
夜になっても幸は家に入れません。

すると幸は通学カバンの中身を全部玄関前にぶちまけて、夜の街へ。

そして道にいた子猫に向かって語りかけます。

「これから数日は皆が普通にやってることをしようと思う。
お散歩したり、お店見て回ったり、電車にも乗ってみたいけど、乗り方が分からないな。
でも今までできなかった分、自分のできる範囲でやりたいことは全部やる。
そしたら・・・死のうと思う!」

それから数日間、街を散歩したり、お店を見て回ったり、本当に「普通」のことをしてみる幸。

でも
「思ったほど楽しくなかった」
「やりたいことができなかったから死ぬよ。
何もできないのにただ生き続けることなんて、私はもうしたくない。
生きてることに苦しみたくないんだ」

そう言って川に身を投げようとします。

そこへ隠れていたお兄さんが飛び出し、幸の手を引いて引き留めます。

そして
「死なれるくらいなら、君を誘拐しようと思う」

お兄さんの言葉を聞いて、
「私自身が捨てようとした人生を拾ってくれるんですよね?」
と喜んだ幸を家に連れて帰ります。

回想シーンはここまで。

ここからまた現在のシーンに戻ってきます。

幸はお兄さんと一緒に生活をすることで変わった自分に気づき、そんな自分を理解して受け入れて、こう言います。
「私はこの生活で変わったよ。少なくともあなた(お兄さん)の本心に興味を持つくらいには。
たとえ本物の幸せじゃなくても、泣いたり笑ったり怒ったりなんて、昔の私じゃ考えられなかった」

そして続けてこう言います
「でも自覚がないだけで、あなた(お兄さん)も変わったんじゃないのかな?」

そう、お兄さんは自分が変わったことに気づけていません。
昔のまま、ただ自分自身のことだけ考えて、幸を自分の望みを満たすためだけに一緒にいると思っているんですね。
でも行動がそれに伴っていない。

自分の望みを満たすためだけなら、自分を危険にさらしてまで幸を危ない奴から助けたりする必要はない。
でも自分の身を危険にさらしてまで形切から幸を助けてたお兄さん。
そんな行動をした自分自身の考えが、自分で理解ができていないお兄さん。

そしてその答えが分かるまでは、この生活を続けることを幸から提案されます。
お兄さんもこの提案を受け入れ、終わりかけた今までの生活を続けることになりました。

ここで4巻も終わりに向かっていくのですが、ここで3巻に登場した探偵の松葉瀬が出てきます。

うまい具合に偶然に偶然が重なり、なんとお兄さんのことを幸の誘拐犯としてつきとめてしまうのです!

2巻に出てきたお兄さんの元バイト先の飲食店に松葉瀬と助手の八代がたまたまお昼ご飯を食べに来ました。

そこでお水を運んでいた佐藤美穂が転んで、松葉瀬にお水をぶっかけてしまいます。

そのことを謝り、話をしているなかで、松葉瀬が探偵であるということが分かった佐藤美穂は、松葉瀬に東山明広(お兄さんの偽名)の捜索願いをします。

そして無理矢理、松葉瀬のポケットにお兄さんの写真と、電話番号を入れて持ち帰らせたのです。

それを松葉瀬が事務所で見てみると、なんと佐藤美穂がメモに書いている電話番号と、形切が誘拐犯だと通報してきた電話番号が一致していることを発見したのです。

それによって、お兄さんが本物の誘拐犯だという確信に一気に近づいていってしまうのです。

そしてあとは居場所をつきとめるのみ、というところまで話は進んでしまいます・・・

そして聞き込み調査を行っていくうちに、なんとお兄さんのアパートのお部屋までつきとめてしまうのです!

幸がいるお兄さんの部屋の扉を松葉瀬がノックします。

なんという急展開!

ここからどうなってしまうのでしょうか・・・

【感想】
まず、後半が急展開すぎて、スピーディーに進みすぎてビックリしました!
松葉瀬がここまで来てしまうとは・・・

でも幸は家に戻っても両親からひどい扱いを受けるに決まっているし、戻ってもらいたくない。
お兄さんとこのまま一緒にいてほしいんですけどね・・・

そしてお兄さんに自分の気持ちに気づいてもらいたい。
最初に持っていた、自分のワガママというか、自分の望みを叶えるために利用するだけの存在じゃないんですよね、お兄さんにとって幸はもう。

それに気づいたとき、お兄さんは幸の存在の大きさをあらためて知ることになるでしょうね。

このまま二人で幸せになっていってほしいけど、世間的には誘拐犯と誘拐された女の子という立場。
この立場をなんとか乗り越えられる方法はあるのでしょうか・・・

松葉瀬さんはラッキーボーイなのでしょうか、お兄さんを犯人だと突き止めるまでの偶然が重なりすぎて恐ろしい!

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