子供がいないと幸せじゃない?夫婦ふたりでも幸せな日々

日常・お役立ち
ElisaRiva / Pixabay

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こんにちは、自由にいきたいライター凛(りん)です。

私は旦那さんと結婚して今年で3年目になるのですが、まだ子供がいません。

私の周りの同い年の友人や、いとこ、私よりも後に結婚した人たちで妊娠している人、出産した人、2人目の出産を控えている人もいます。

以前の私は子供がいないことで自分を責めていました。

結婚したのに子供がいない自分はダメな人間だと思っていました。

「結婚したら子供をつくるのが普通」という考えがあったのと、祖母から「女の子は早く子供を作って親に見せるのが親孝行だ」と言われていたのが自分を責めていた原因だと思います。

子供がいないことで、周りの子供がいる人たちと比べて「自分は劣っている」という劣等感みたいなのもありました。

結婚したら子供をつくるという、普通のことができない自分が悲しかった。

子供がつくれない原因が全部自分だったから。

営業の仕事をしていた私は、結婚して、旦那さんとの二人暮らしが始まって、毎日毎日仕事と家事に追われていました。

仕事は残業が当たり前、仕事量もそれなりに多く、責任もあり、営業担当範囲も広く、あちこち毎日車で移動。

仕事で疲れた体と気持ち。

そんな状態で夕飯の買い物をして、帰宅したら夕飯を作り、洗濯物をたたんで干して、夕飯を食べたらもう1日が終わりそうな時間。

そんな時間的にも体力的にも精神的にもゆとりの無い状態の私を見て、もちろん旦那さんは子供を作るのは無理だと判断しました。

毎日毎日そんな風に過ごしていたら、以前からストレスと疲労で体調が悪い時はあったのですが、体調の悪い日がどんどん多くなってきて、ついには毎日体調が悪いようになりました。

そんな私の様子を一番近くで見ていた旦那さんは、こんな状態じゃ子供は作れないと思いました。

そして限界を迎えた私は病院に行き、そこでうつ状態と診断されて薬を飲むようになりました。

うつ状態、薬を飲んでいたら子供を作れる状態ではありません。

主治医にも「子供は作らないでね」と言われました。

子供が欲しいのに、子供を作れない状態を作り出したのは、結婚しても営業を続けていた自分、体調が悪くても仕事をやめなかった自分、うつになった自分。

全部自分が原因。

だから子供ができたとか、生まれたとか、周りからそんな話を聞くのが嫌だった。

そのたびに悲しくて泣いた、自分を責めた。

ずっとそんな状態でした。

そして子供がいないことで泣くたびに、旦那さんに怒られていました。

「子供がいないことは不幸なの?子供がすべてなの?そうじゃないでしょ、二人で過ごす時間も大切でしょ」

「子供子供って言うけど、まずは君が元気にならないと無理だよ。子供ができて大変な思いをするのは君だよ」

こう言われるたびに、旦那さんの言うことは理解できるけど、気持ち的には受け入れられませんでした。

「私のこの悲しい辛い気持ちは旦那さんには分からない、分かってくれない」

ずっとそう思っていました。

私ひねくれていたんですね。

旦那さんは現実の状況も見つつ、私のことも考えて言ってくれていたんですけどね。

考えが変わるきっかけになったのは実家に行っていた私に私の親が子供の話をして、それを聞いた私が落ち込んで帰ってきた日。

その日も悲しくて悲しくて、気持ちも涙も抑えられなくて、でも家で泣いていると旦那さんに迷惑だし、また怒られると思って、夜だったんですけど車の中で泣いて、ある程度落ち着いてから家に帰ったんです。

連絡無しにちょっと帰りが遅くなったことで旦那さんに怒られてしまいまして、事情を説明したんです。

そしたら旦那さんが私の親に電話をして、こう言ってくれました。

「凜さんから聞いていると思うのですが、今うつで薬を飲んでいて、子供を作らないように医者からも止められています。子供が作れないことで凜さんはとても落ち込んでいて、子供の話をされるといつも落ち込んで帰ってくるんです。今日も落ち込んで帰ってきました。なので、凜さんが落ち着くまで子供の話はしないようにしてもらえませんか」

私も、自分の親なのにこんなにストレートに言えなかったのに、旦那さんが言ってくれたんです。

この旦那さんの行動を見て、旦那さんは私に辛い思いをさせないようにしてくれている、私を守ってくれていると感じました。

これをきっかけに私の考えも少しずつですが変わっていきました。

今子供がいなくても悲しむことじゃない、自分を責める必要も無い、旦那さんと二人で仲良く過ごせるこの時間がとても幸せだ。

子供が欲しいと考えるより、まずは自分が元気になることが一番に考えることだ。

周りの友人とかが、子供を産んだ、妊娠したと聞いても「よかったね」と言えるようになりました。

羨んだり、比較して劣等感を抱いたりしなくなりました。

私たち夫婦は、私たちのペースで進んでいければいいんだなと。

子供が授かれたら、それはそれできっと幸せなことなんだと思うけど、今も旦那さんと一緒にいられて幸せだ。

焦ることないんです。

二人の時しか過ごせない時間があって、二人の時しか作れない思い出がある。

今は、その二人の時を十分に楽しめばいいんだなと思っています。

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