こんにちは!凜です。
今回は文豪ストレイドッグス17巻(コミック)を読んだ感想をまとめていきます。
ネタバレ含みますので、内容を知りたくない方はご注意ください。
17巻も相変わらずドキドキの展開を繰り広げております!
そして久しぶりに虫太郎が登場しました!
乱歩さんとの勝負のあと、存在を消されてしまったとばかり思っていたのですが・・・
生きてた!!
なんと連れ去られて監禁されていたんですね。
虫太郎が知る【天人五衰】の情報を得るため、敦君と鏡花ちゃんが虫太郎救出に動きます。
しかし坂口安吾率いる政府軍が立ちはだかったのです。
そして!なんと!
ここで遂に安吾の異能力が明らかになったのです!!
安吾の異能力【堕落論】は【モノに残った記憶を読み取る、記憶抽出能力】
政府にいると言われていた「記憶を読み取る異能者」というのは安吾のことだったんですね。
異能によって虫太郎達の逃走経路を読み取り追いかけ、追い詰める安吾の姿は、さすが異能特務課の人間、特務課参事菅補佐にのぼりつめた人間という感じでした。
あらためて、やっぱり安吾も頭キレッキレ。
動きに無駄無く、怒りを抱えながらも感情に流されず確実に相手を追い詰める。
その安吾ですが、実はムルソーに収監中の太宰さんが外に世界に送るメッセージの仲介役だったとのこと!
表面上は探偵社と対立しているように見えるよう振舞いながら、実は協力者だったんですね。
ここで太宰さんの外の世界への通信手段が明らかになります。
なんと太宰さん、自身の心臓の拍動を、自在に操り、心拍数をメッセージとしていたのです。
そして【白紙の文学書】の【頁(ページ)】のありかを知る「シグマ」という人物がいる【天空カジノ】に舞台は移ります。
シグマは【天空カジノ】の総支配人であり、【天人五衰】のひとり。
武装探偵社が【天空カジノ】へ侵入している情報を得た猟犬部隊は、武装探偵社を捕まえる為、後を追い立原と燁子が乗り込んでいきます。
■感想■
色々なことが着々と明らかになりつつ、ストーリーが展開していきますね。
17巻でも衝撃を受けたところが多々ありましたが・・・
まず自分の心臓の動きを自在に操る太宰さん
・・・なんて人間離れした方法!!!
頭のキレ具合が半端ないだけでなく、そんなことも出来るの!?
ポートマフィア時代に身につけたの!?
もっと黒の時代を深く知りたい!
黒の時代の日常をもっと色々見たい!
ミミック、青の時代で少し垣間見ることができたけど、もっと知りたい。
太宰さんの過去への興味が尽きません。
ポートマフィアに入る前は?
どういう経緯で首領と出会ったの?
包帯はいつから巻いてたの?
最初は全身グルグルじゃなかったよね、きっと。
だんだん増えたんだよね、きっと。一番最初に巻いたのはどこ?
そして17巻で黒の時代の切なさが、私は蘇りましたよ。
なんでかって言うと、安吾が虫太郎と話す場面があるのですが、そこで虫太郎に【七號機関(ななごうきかん)】の力を使ったことがあるのかと問われるのです。
【七號機関(ななごうきかん)】というのは、政府の犯罪組織で、犯罪の隠蔽と洗浄を行う、政府の闇とも言われる機関。
その犯罪の隠蔽と洗浄の力を使ったことが「ある」と答えた安吾に、虫太郎は「ならばお前に協力する理由は何もない」と返答し、【天人五衰】の情報は教えない姿勢を見せました。
でも、安吾が「但し」と続けるんです。
その先に続いた言葉に、私はグーーーーーーッと色々なものを持っていかれました。
安吾が【七號機関】を利用したのは、一度だけ。
それは太宰さんがポートマフィアを抜けた時。
マフィアの外で生きられるように、太宰さんの過去の罪を消す為。
織田作への罪滅ぼしの為。
・・・・・だぁーーーーーーーー!!!もう!!!切ない!!!
良い人間になれ、っていう織田作から太宰さんへの最後の言葉を叶える為。
わかった、そうしよう、って織田作と約束した太宰さんの決意を叶える為。
安吾は犯罪組織を利用することになると十分に理解しながら【七號機関】を使ったんだ!
本当は使いたくなんて無い組織の力なのに、使ったんだ。
友人だから。
あーーーーー!!!切ないーーーーー!!!切ないよ、もう!!!
もう叶わないんだけどさ、肩書も所属組織も関係無く、3人でルパンで肩並べてさ、何気ない会話しながら優しくてあったかい夜を過ごしてほしい・・・
あと猟犬の隊長と福沢社長が知り合いだったことにビックリ。
孤剣士銀狼だった頃に繋がっていたのかな?
でも「田舎のきんちゃん」って話題が出るあたり、もっと前からの知り合い?
そして同じく猟犬の燁子さん!
コミックの最後で大人のキレイな女性に急成長したんですよ!
これが燁子さんの異能力なんだろうなと思います。
小さい燁子さんも可愛くて可愛くて、怖いけど好きだったのですが、大人の燁子さんめちゃくちゃ美人。
急にこんな美人が現れたらビックリするし、惚れる。
コミック最後のページの燁子さんを見ていたくて、しばらくページを閉じることができませんでした!
まだ読んでいない方は、ぜひ読んでみて!見てみてください!
18巻も楽しみですね!